冷え性の原因として大別すると内因、外因との2つに分けられます。
内因としては、 貧血、鬱血、水分の偏在、自律神経の失調、ホルモン分泌の異常、新陳代謝機能の衰 弱などです。
外因としては、薄着、ミニスカート、湿気、冷房などがあります。
冷え性はこれの要素が絡み合って生ずる症状です。 婦人のあらゆる疾患のもとは、冷え症が原因であると言っても過言ではありません。 足腰が冷えると、内部性器が充血して生理不順、子宮内膜炎、附属器炎、おりものな どがおこり、また卵巣機能不全、子宮発育不全となり、このために不妊症となります。
そのほか冷え性があると、各種の神経痛、関節リュウマチ、腎炎、腎盂炎、ネフロー ゼ、膀胱炎、腹痛、腰痛などの原因になったり、また中年になると、肩こり、手足のしびれ、更年期障害などのもとになります。
漢方の治療は身体を中から温める温薬です。
当帰芍薬散
貧血ぎみで足腰が冷え、小水の回数の多い冷え症に使います。一般にこのタイプの人 は虚弱体質で疲れやすく、 顔色がすぐれず、頭が重く、めまいし、動悸などを訴える。
温経湯
虚弱体質で皮膚がカサカサして、常に足腰が冷え、生理不順でおりものがある冷え性に使います。 こういう婦人は、唇が乾いて手足がほてる。 この漢方薬を使うと、不妊症の人は婦人科器官の不必要な充血取り去られて、冷え性 が治り、子宮の機能が回復されて、妊娠しやすくなります。西洋医学の婦人科には、 このようなお薬はありません。
苓姜朮甘湯
腰に氷をあてられたように冷えて、小水の近い人に用います。これは体内の水分が腰 に偏在しておこった冷え性で、子供の夜尿症にも使います。
人参湯
胃腸が弱くて、全身的に体力のない、新陳代謝機能の衰弱している、冷え性や冷房病に使います。
真武湯
新陳代謝機能が衰えて活力がなく、疲れやすく、手足が冷え、腹痛や下痢する傾向のある冷え症や冷房病に使います。
八味丸
足腰が冷えて腰が痛み、精力の減退をおぼえ、夜何回も小水に起きる冷え性に使います。一般に老人の冷え性に使います。
桂枝加附子湯
新陳代謝機能が衰えて手足が冷え、神経痛、関節リュマチ、腰痛などの傾向のある、冷え性や冷房病に使います。
ご相談はこちらまでお気軽に
